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チャレンジと応援
「チャレンジャーと応援者は2人で1つ」
社会の中でチャレンジと呼ばれる概念が形としてきちんと確立されるために 最も重要なことは、チャレンジの成立にはチャレンジャーと応援者の双方が必 要不可欠であり、どちらが欠けてもチャレンジは成立しない、チャレンジャー と応援者は切っても切り離せない、2つで1つであるということをその社会にい る人、皆で共通に理解し合うことである。チャレンジャーと応援者は水という 液体を構成する水素と酸素のような関係だ。両方が互いに力を合わせてと手を 取り合わないことには、いつまでたってもそこに水は生まれない。水が生まれ なければ、そこに生命も誕生しないのである。

だから、この社会の中において、チャレンジャーも応援者も片方だけで存在する ことはできない。ともすれば、チャレンジと呼ばれるものはチャレンジャーが個 人単体でそれを行い、成し遂げられるもののように考えられるかもしれないが、 しかし、それはチャレンジャー自身が応援者の力も有している場合という、本当 にごくごく例外的な少数のチャレンジだけの話であり、実際に多くのチャレンジ というのはチャレンジャーと応援者が手と手を取り合った結果、成し遂げられる ものなのだ。

確かに厳密的に言えば、チャレンジというものはチャレンジャーだけでも成立す る。しかし、チャレンジャーがチャレンジを単体で行わざるを得ないような社会 では、その社会の中でチャレンジが生まれるのは、何でも1人でできる、飛び切 り優れた何もかも備わっているような一種の天才的な人が偶発的に現れた時だけ だ。だからそんな社会では必然的に、天才的な人がいなくなれば、チャレンジと いう概念も同時にその社会の中からなくなってしまい、衰退していく。チャレン ジできる天才はもういない。自分で何もかもできるわけではない他の大多数の人 は、チャレンジしたくてもチャレンジすることができず、ただ、黙ってその社会 の衰退を見ているしかできないのだ。

だから、私たちは、どんな時も特別優れた人でなくても、人が心にチャレンジの 火をともしたなら、そこからどんどん積極的にチャレンジしていけるようにしな いといけない。全部1人でできるわけではない普通の人でも、「よし、チャレンジ するぞ!」と決意したら、チャレンジができるような社会にしないといけないの である。そのためには応援者と呼ばれる人の存在が本当にめちゃんこ重要になっ てくる。極論すれば、天才的な人はいなくても、チャレンジャーと呼ばれる人が 社会にいなくとも、応援者がいれば、チャレンジというものは社会の中に生み出 すことができるのだ。

なぜなら、どんな人も実はチャレンジャーだからだ。どんな人の心の中にも、目 に見えないくらい小さくても、本人も気付かないほど小さいかもしれないが、必 ずチャレンジする心というのが存在する。ただ、本人は気付いていないだけなの だ。しかし、人は、そこに応援者がいれば、その自分の中の小さなチャレンジの 心に気付きそこからチャレンジャーに生まれ変わることができる。応援者がいな ければ、自分がチャレンジャーであることも分からず、何もチャレンジせずに一 生を終えていたかもしれない人生が、応援者の存在によりそれがチャレンジャー の人生に生まれ変わるのだ。

こういう風にして、チャレンジャーと応援者が出会うことでチャレンジが生まれ るような、そんな社会の仕組みにしていくことが一番重要なのだ。自分の最も自 信のあるところは自分で行い、苦手なところ、足りないところ、助けてもらわな くてはいけないところは積極的にそのチャレンジを応援してくれる人の力を借り て、チャレンジが成し遂げられるような状態を社会の中に創ることが何よりも1 番重要なのだ。

人間は決して完璧ではない。足りない部分も苦手な部分も自分ひとりではできな いことも多々ある。だからこそ、そんな人間の不完全さに則った形で社会の仕組 みを作ることが大切なのである。チャレンジャーは1番大切なチャレンジ精神を 持ってそのチャレンジに命を吹き込む。そして、そのチャレンジに命が吹き込ま れたら、今度は積極的に自分のチャレンジを育てるために、自分の力が足らない ところは、自分のチャレンジを応援してくれる人の力を借りてチャレンジを大き くして行くという方法で、チャレンジを形作っていく社会にしていくことが何よ りも大切なことなのである。

決して、チャレンジというのはチャレンジャーだけで成立するわけではない。そ して、社会をチャレンジャーだけでチャレンジを成立させるような状態にしては いけない。それは決して未来へ続く道ではない。ただ単発のその場しのぎの仕組 みに過ぎない。チャレンジにはチャレンジャーと応援者の2つのプレーヤーが必 ずいないといけないのだ。そこから、チャレンジャーと応援者の2つのピースに よってチャレンジが生み出されるような社会にしないといけない。そうでなけれ ば、本当に持続的に、循環的に社会が成り立っては行かない。

人が人である限り、チャレンジは必要不可欠だ。だから、そのチャレンジがいつ も社会の中に溢れているようにするためには、私はチャレンジャーと応援者の双 方の力を合わせることでチャレンジが生み出されるような社会の仕組みで社会が 運営されていくことが最も大切なことだと思う。だから、私はこの出版プロジェ クトを行います。単発のチャレンジではなく、たくさんのチャレンジが社会の中 に生み出されるために大切にしなければいけないもの、それを私はこの出版プロ ジェクトで皆さんと共有したいと思っています。チャレンジャーと応援者は水と いう液体を構成する酸素と水素のような存在。両方ともが互いに力を合わせ、手 と手を取り合って新しい何かを作り出そうとする、その行為こそ、私は社会の中 で1番素晴らしく尊い行いだと思うのです。
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