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才谷勇蔵の思い
「チャレンジャーに温かい国」
食べるものも着るものも遊ぶものも何でもある日本。安全で温和な気候を持ち、 四季折々の情景が楽しめる国、日本。しかし、この世界1豊かな国にもないもの があります。それは、希望であり、夢であり情熱であり、勇気でありチャレンジす る心です。

この国では夢を持つことは決して褒められることはありません。この国ではチャ レンジしても、それは決して評価されることではありません。人は皆、決められた レールを決められた通りに、決められた時間にただ通ることでしか評価してはもらえ ないのです。

この国では、情熱を持つことは何の役にも立ちません。この国では、勇気を持っ ても何の足しにもなりません。それどころか、情熱や勇気などといったものは自 身の生きる上で邪魔にさえなるものなのです。情熱を持つ者は馬鹿にされ、勇気 を持つ者は憂き目に合うそれが日本という国なのです。しかし、私には夢があり ます。

ラーメン屋を始めたいという青年がいます。彼は自分の周りにいる人たちに「自 分はラーメン屋を始めたい」そう言います。すると周りにいる人がそうか、よく 決断したな、がんばれよ、少ないけど、これでまず自分オリジナルの、どこにも ないラーメンを作ってみろ、失敗してもいいから自分独自のラーメンを作るんだ ぞといってお金を出してくれる。

そんな人がたくさん現れて、彼はそのお金を基にして、自分独自のラーメンを作 る。きっとやりがいと人の温かさと自分の情熱とで、彼は本当に生きている喜び を感じるくらい感じると思う。懸命に自分独自のラーメンを作るために努力する だろう。そして、完成したラーメンを、支援してくれた皆に振舞うことができた なら、青年はきっと夢を持つことのすばらしさを実感するだろう。そして夢を応 援してくれた人に感謝するだろう。

こんな社会になれば本当に楽しいと思う。日本全国で、俺ラーメン屋がしたい んだけどと言ってラーメン屋が誕生する。おれはうどん屋さん、おれは蕎麦屋さ んというようになれば、どんなに楽しいだろう。それこそ豊かな社会なんだから どんどんチャレンジして失敗してもいいじゃないか、それが未来への希望となる のなら。

生きているとはどういうことなのか?自分が生きていると実感することができる のは一体どういう時なのか?それは自分の情熱を感じ、周りの人の温かさを知り、 己の夢に向かって努力する汗を握り締め、そして目標を達成する喜びを体感でき た時、人は自分が生きていると実感できるのだと私は思います。どの1つがかけて も、それはダメなのです。この4つの気持ちを通して人は生きていることを感じ取 ることができるのです。

21世紀の社会が、特別な才能を持っていなくとも、普通の人でも、情熱と信念を 持っていれば、自らで新しいことに挑戦でき、たとえ失敗したとしても家や財産 を失うことなく、成功するまでチャレンジでき、その行いが非難されることなく、 賞賛と賛同が得られ、お金を持っているとか、学歴が高いといったことで人の評 価が決まらず、地域や住んでいるところで差が出たり、区別されず、仲間内やご く限られた一部の人だけが特別な情報を握ったり、参加できるというようなこと がなく、未来に対する姿勢や情熱によって誰もが自由に新しいことに挑戦でき、 評価される、そんな社会になって欲しいのです。

チャレンジャーに温かい社会を作ること、それが私の夢であり、目標であり、使 命です。そのために、私は小説を書きました。そして、この企画を始めました。 どうか、少しでも私のこの思いが、この文章を読んで下さっているあなたに届い たなら、私はそれが一番うれしいです。私ひとりの力では、この夢を実現するこ とができません。どうか、私の小説出版という夢をあなたに応援して欲しい。ほ んのすこしだけあなたの力を私に貸して下さい。あなたが私に力を貸してくれた ら、それが2番目にうれしいです。

2003年4月24日木曜日 才谷勇蔵より
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