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  「本ができるまでの物語」
 
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本ができるまでの物語2章
第12話 果たすべき役割
第13話 社会に貢献する仕事
第14話 一貫した姿勢
第15話 あなたの支配者は誰
第16話 宿題を出す先生
第17話 会社を作ろう
第18話 アッパースイング
第19話 ネットで会社を作る国
第20話 規定が好き
本ができるまでの物語1章
第1話 まさか小説を書くとは!
第2話 行動エネルギー
第3話 信念の力
第4話 信念のやっかいな面
第5話 100%引き出す
第6話 本当に好きなことやる
第7話 エネルギー放出力
第8話 車輪は2つ
第9話 好きなことをやる特典
第10話 20世紀を超える
第11話 新しい精神の創造
 
Home > 本ができるまでの物語 > vol.18
本ができるまでの物語
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2002年12月20日
第18話
「アッパースイングを矯正するな!」
■ 会社を作るのが面白そうだ
まずは会社を作ろう。それが先決だ。形はどうでもよいと考える人がいるかもしれない。商品 があるから会社を作るのだと。しかし、それが反対でも良いのではないだろうか。会社を作っ てから商品を決めても。地位が人を創るという。私は形から入って、それに襟を正されて向上 していくタイプの人間だ。そうでなければ意志が薄弱で逃げ出そうとするに決まっている。

形から入らなくてもいける人間もいるだろう。それがまっとうな方法なのかとも思う。しかし、 それとは正反対のタイプの人間もいるのである。両方の人間が自分の資質に応じて自分に最適 な選択肢を取ることができるというのはとても重要なことなのだ。まっとうな方法だからとそ れ以外に道を閉ざすのは才能を見捨てることに他ならない。

野球の話しをしてみたい。日本の野球はよく欠点を直す野球と言われる。それに対して大リーグ は長所を伸ばす野球と言われる。それは事実だが、コーチの考え方まったく違う。例えばアッパー スイングでホームランを打つが三振もするという打者がいたとする。このアッパースイングとい うのはあまりよくない打ち方とされている。だから日本のコーチは、アッパースイングを辞めさ せるように指導する。指導はアッパースイングを辞めてから始まる。つまりアッパースイングを 辞めない限りは何も指導してもらえない。

かたや大リーグではアッパースイングでホームランをもっと打てるように指導する。これは短所、 長所という考え方とは少し違う。アッパースイングが例えどれほど駄目なホームであっても、そ れがこの人にとっては唯一の武器なのである。それを否定しては何にもならない。駄目な武器とわ かっていながらも、それをどうしたら駄目な武器から最良の武器になるのか、それこそを選手は 知りたいのである。アッパースイングをやめて打てるようになる方法を教えられても意味はない のである。日本のコーチと大リーグのコーチは同じ名前だがやっていることはまったく異なって いる。

日本の社会はとかくそうではないだろうか。形から入るのがよくないとしたら、それをとにかく 否定する。形が良くないというハンディーをとにかく取り除こうとするのである。そうではなく、 そのハンディーを持ちながらも戦っていける方法を提供するという概念がないのである。

そして、そのハンディーはただのハンディではなく、最高の武器に化ける可能性のあるハンディ なのである。もし、この選手が、アッパースウィングで三振もしないような打者になれれば、 それはスペシャルな存在になる。それこそ超一流だ。俺はアッパースウィングでメジャーに挑 戦する。それ以外に武器はない。これが私の唯一の武器なのだ。だから、このアッパースウィン グをさらに向上させるコーチが欲しい。それを否定する人はいらない。

まったく役に立たないか、それか超一流か。それがメジャーと言う場所。しょぼしょぼ成功しても 何にもならない。こうした話は日本では通じない。皆しょぼしょぼ成功する道を選ぶ。どこにでも 代わりがいるような選手になろうとする。だから成功するにしても同じようなスタイルになってし まうのだ。ただ成功しても意味はない。自分の持っているスタイルで成功することが必要なのであ り、それが実際成功の最も近道でもある。

だから、例え形から入ることが好ましくない方法だとしても、その方法で持って人を区別するというのはや めなくてはならない。こんなことを言うのにはわけがある。日本では誰もが会社を簡単に作ることが できないように、門戸を狭く閉ざしている。誰もが簡単に会社を設立することは許されないのである。

第19話 インターネットで会社が創れる国
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