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vol.79 「雇用とは我々が企業に提供する商品である」 vol.80 へ
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     週刊 才谷勇蔵 『  小説出版奮闘記  』
                       2004/07/07 #79
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■□プロジェクト629日目□■
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃パンパカパーン!今週出版のお金が686,872円を突破です ┃
┃ありがとう。次の目標も7月中に出版資金700,000円突破 ┃
┃先週集まったお金は8,410円、あと13,128円ファイト!┃
┃どうぞ今週も皆様の温かい声援を心からお願い申し上げます。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★お金を出してくれた方      143名(今週+3名です)
★出版登山達成度        34.343% (+0.420%)
★今週のウェブ順位   258,519位 (↓13,954)

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メルマガ1発解除      http://www.yuzo.net/ippatsu.html

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今週の出版達成予定日:2005年05月23日(月)[↑09日]
-------------------------------------------------------------
 ありがとうございます。出版まであと131万3,128円になりました!
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃     ■□小説出版プロジェクトの活動に参加する□■    ┃
┃   http://www.yuzo.net/fc/ad/welcome/ouendan/index.html   ┃
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『今日の目次』 ・そろそろ気付こうぜ!
        ・先生が自身の信念に基づいて教育ができるように
        ・株式と債券と現金
        ・雇用とは我々が企業に提供する商品である
        ・今週の財務内容についての報告

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■■■
■■■          今週のご報告
■■■
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皆さん、こんにちわ、才谷勇蔵です。

本当に考えられないくらい暑い日が続いていますが、元気満開でがん
ばっている今日この頃です。来週には出版の資金が70万円を突破し
ような勢いで、この勢いのまま突っ走っていければなと考えています。

まあ、このメルマガも書きたいことが山ほどあり、ボツにしたネタも
ここに書かれているものの倍以上はあります。ブログみたいな形式で
毎日配信しようかとも考えていますが、そうするとめんどくさくなっ
てサボっちゃうんですよね。決められるのが嫌い、毎日書けなんて決
められると反発したくなるんです。ま、ボツになったネタも何かしら
の方法でお伝えできればと思います。

でも、よくもまあ、これだけのものを毎回書くなあと自分でも思いま
す。お金も充分に取れそうな勢いですね。出版のお金を出して下さっ
た方にだけ配信して、そのほかの人には1週間遅れくらいでウェブで
見てもらうというやり方に変えようかなとも思っています。お金を出
して下さった方には今のメルマガ。まだお金を出して下さっていない
方にはお金を出してくださいというお願いのメルマガ。この2本立て
で行こうかと考え中です。

ちょっと長すぎますし、まだお金を出してくださっていない方には軽
いタッチのもう少し短いメルマガを配信したほうがいいかなと思って
います。もちろん、今のこのメルマガも出版プロジェクトのサイトに
毎週1週間遅れくらいでアップしていきますので、そちらで見てもら
えるようにします。

というわけで、今決めたのですが、来週から、お金を出して下さった
方には今までのメルマガ。そうじゃない方にはもうちょっと短い違う
メルマガを発行するというやり方に変更します!

お金を出して下さった方にはやはり普通の状態とは差別化して、いい
ものをもっと提供して楽しんでもらいたいです。そういう視点から考
えてメルマガはお金を出して下さった方に出す、というスタイルにし
ていこうと思います。ファンじゃないですが、ファン宛に出すメルマ
ガというスタンスがあってもいいかなと思います。

なんと言っても、メルマガを出すのは出版を実現させるためですから。
出版のお金を出す、そして、お金を出した後は、出版実現を待ってい
るまでの間、メルマガを楽しんでもらう。こういう流れにしたいと思
います。とにかく、やはり出版のお金を出して下さった方に、出版ま
での期間を楽しんでもらうためにメルマガを出すというのが自然な流
れだと思うのです。

この期間を楽しみたいから(メルマガを読みたいから)、出版のお金
を出すよというのもありだと思うのです。出版実現まで約あとだいた
い遅くとも1年くらいあります。(早くお金が集まれば、もっと早く
出版できますが)この1年間をメルマガを読んで楽しんでもらうとい
う風にしたいんです。毎月4〜5回、12ヶ月、ですから1年であと
50回はメルマガを受け取ることができます。

有料メルマガというのもありますから、この50回分のメルマガを2
000円という出版のお金を出して、才谷の出版を応援し、受け取る。
ですから、1通あたりの料金は40円です。まあ、メルマガ1通40
円払うことさえ惜しいといわれてしまえば、もうそれは仕方ありませ
ん。才谷のメルマガには40円出す価値がある!といってもらえる人
に私もメルマガを送りたいですからね。これならますますやる気満開
でメルマガを書くことができますし!

そんな感じで、来週からもこの出版プロジェクトのメルマガを毎週読
みたいという方は、是非出版のお金を出して出版プロジェクトを応援
してくださいね。出版が実現するその日まで、ホットなメルマガを毎
週お届けしますので!というわけでよろしくお願いします!

■出版のお金を出す
http://www.yuzo.net/fc/ad/welcome/money/


「そろそろ気付こうぜ!」

今回のプロ野球団の合併問題を通して、日本人にもこの国の根本的な
欠陥が明確になったことと思う。その職場で働いているプロ野球選手
もそのサービスを受けるお客であるファンも合併には賛成していない
にも関わらず、オーナーという老人によって、彼らの一声で誰も望ま
ない球団合併が行われるのである。

この構造的欠陥に日本人はもうそろそろ気付いてもいいのではないだ
ろうか?これはプロ野球団だけの特異な話ではなく、日本全体で行わ
れていることなのだ。このような誰が決めたのか分からないような老
人オーナーがすべてを決めるという仕組みを壊さない限り、それを否
定しない限り、日本は決して健全な国家にはなりえない。

普通に考えて、実際にプレーしている選手もファンも合併を望んでい
ないのに、合併が起こるなんてのは本当に意味が分からないというか、
ありえない話だ。では、なぜこんなことが起こるのかと言うと、オー
ナーと呼ばれる人のオーナーのなり方にすべて関係している。

オーナーを選ぶ方法は2つ。封建的なオーナーの選び方、民主的なオ
ーナーを選ぶ仕組みの2つだ。現在の日本の社会は江戸時代から続く
前者の封建的な方法でオーナーを選ぶ仕組みで社会が構築されている。

そして、この封建的オーナーの選択という仕組みを維持、温存するた
めに、特権的な階級が存在し、またその階級の周りにその仕組みを温
存することの対価として利益を受けている層が存在している。これが
日本の社会の構造的な仕組みだ。

だから、こうして誰がオーナーを選んだかわからないような方法でオ
ーナーが決まるために、私たちはいつもそのオーナーの個人的な判断
で自分たちの進む方向を勝手に決められるのである。首根っこをいつ
も掴まれた状態で、自分たちで自分の進む方向を決められず、オーナ
ーに従わざるを得ない。だから、選手もファンも無視した、選択が勝
手に決められてしまうのである。

これは日本の社会全体がそうだ。誰が決めた変わらないようなオーナ
ーによって政治も経済も動く。私たちはそれを望んでいないにもかか
わらず、勝手に物事が決められ、それに従わされる。オーナーも私た
ちが選びたい人ではない人が勝手にその地位に就く。

もうそろそろこうした仕組みを否定しよう。

では、どうすればいいかと言うと、それは簡単なことだ。それはやめ
させる権と指名権に基づいてオーナーを決めるというスタイルの社会
に脱皮しようということだ。そして、そのやめさせる権と指名権を1
票いくらとしてお金で買って、そのお金で持って企業を運営していこ
うというスタイルに移行しようということだ。そして、これこそが本
当の株式会社であり、民主主義のシステムなのである。

民主主義とは自分たちの進むべき方向を自分たちで決め、その判断に
基づいて行動をしてくれるオーナーを自分たちで選び、その人の行動
を任せるという仕組みだ。

そして、結局、人の行動の方向を決定できる力である権力というのは、
「お金」をどう使うか、どう分配するかを誰が決定できるのかという
ことなのだ。だから、その部分の力を自分たちで確保できていない限
り、私たちは自分の進む方向を自分たちで決定することはできないこ
とに気付かないといけない。

そのためには、どうしてもオーナー達を自分たちで決める。その決め
る権利を政治では参政権として持ち、経済では1票を株式として購入
して手に入れるというスタイルが必須なのである。

お金を出し、やめさせる権と指名権で持って自分たちのやりたいこと
をやる人をオーナーにする、そして自分たちの意思にそぐわないこと
をする人はすぐに辞めさせることができる、これが根本となる仕組み
であり、この仕組みで持ってオーナーを決める社会なら、わけの分か
らん爺さん達が勝手に何かを決め、私たちはそれに嫌でも従わなくて
はいけないというような不条理を受け入れなくてもすむ。

老人でよぼよぼなのに、そういった爺さんをオーナーのままその地位
に居座らせるなんてこともなくなるわけだ。こうしたやめさせる権と
指名権で持ってオーナーを決める社会こそがそれが、民主主義の国で
あり、株式会社という組織の仕組みなのである。オーナーが政治の場
合は政治家、企業の場合は経営者となるだけで、その社会の根本にあ
るのは自分たちでお金を出して、意思決定する権利を獲得するという
ことなのである。政治の場合は税金であり、経済の場合は株式なので
ある。

今日本人である私たちがしないといけないのは、封建的なオーナーを
決める制度を否定し、自分たちでお金を出し意思決定できる民主的な
社会に移行することである。私がただ出版社から小説を出版せずにこ
の小説出版プロジェクトにこだわり、出版しようと考えているのはま
さにその思いがあるからなのだ。

社会は自分たちでお金を出し、そして意思決定権を自分たちで手に入
れ、その結果動くというスタイルで成立しないといけないと考えるか
らこそ、私はこの出版のオーナーである応援者という人々にお金を出
してもらい、こうこうこういう方法で出版したいのですがどうですか
というスタイルで小説を出版するのです。

この部分は本当に重要すぎるほど重要な部分なので、皆さんしっかり
と認識してもらいたい。お金を出す権利、これこそがすべての根本で
あり、これこそが意思決定権である、権力の根本だということに気付
いて欲しい。この部分を自分たちで掴んで離さないと言う事を大切に
して欲しいと強く私は思うのです。

そうすれば、私たちは自分たちの意思でそれに基づいて社会を構築す
ることができる。そのことを忘れないで欲しい。誰も望んでいないに
も関わらず、わけの分からん奴の決定で、それに従わなくてはならな
いなんてのは民主主義の社会ではない。私たちは民主主義の社会に住
んでいる。だから、オーナーは自分たちで決める。

お金を出して、オーナーとしての権利を手に入れる。お金を分配する
権利を決して手放さない。それを決して忘れないで欲しい。究極的に
言えば、私の主張はまさにこの部分だけだ。このオーナーとしての行
動を私はこの出版プロジェクトを通して、皆さんに体験してもらいた
いのだ。応援というのはまさに、このやめさせる権と指名権をお金を
出して買い、そしてそのお金を使ってお金を出した人の意思決定をそ
のオーナーにやらせるという行動そのものなのです。私はこの行動を
このプロジェクトで皆さんに体験してもらいたい。

これが私が出版プロジェクトを行う、私の理念としての1番の理由な
のです。

「先生が自身の信念に基づいて教育ができるように!」

また子どもが同級生を刃物で刺した。私には刺した子どもがどんなこ
とを考えていたのかまでは分からないが、少なくともどうしてこうし
た事件がどうして起こるのか、その背景が少しわかる気がする。人間
生きていたら、ぶっ殺してやりたいと思う人間の1人や2人くらいは
いてもなんら不思議ではない。だから、私たちの世代はそういう奴が
いたら、真っ先に決闘ではないが、どっちが正しいのか、どっちが強
いのか、すぐにけんかしたものだ。

そして、けんかして思いきり殴り合ったら、先生に怒られ、泣いて、
もうけんかはしませんと誓って、仲直りした。そんな友情の育み方が
あった。周りの子も無関心ではなかった。けんかしても周りの子が白
い目で見るということもなかった。

でも今の子どもを見ているとけんかなんてしないんだろうなと思う。
じゃあ、あいつむかつくという鬱憤がたまったらどうするのか?こい
つむかつくと思ってもけんかもできない、殴ってもいけない。周りも
無関心、そんな状態なら、たまるものは心の中にどんどんどんどん蓄
積されていくだろう。

けんかは悪いことだし、人を殴ることも悪いことだ。だから、それを
身を持って体験して学ぶという教育の場も少なくともあってはいいの
ではないだろうか?実際にけんかしてけんかの意味を知るなんてのは
大人になってからはできないことで、それこそ子どものうちにしかで
きないことだ。でも、けんかはダメだと言って押さえ付けられるのだ
から、たまった鬱憤はどんどん見えない部分で陰湿に発散させるよう
な形で表に現れるのだろう。なんとなく分かる気がする。

そういった陰湿な嫌がらせに対して、対抗手段を持たない者は一気に
みんなの鬱憤のはけ口になり、いじめられ、自尊心を傷つけられ、そ
のたまった鬱憤が今回のような事件として爆発するのだと思う。殺し
てやりたいという思いが本当に人を殺すという方向に向けられてしま
うのだ。

ただ、もうこれは警察がどうのとか、学校がどうのというようなそん
な瑣末な部分の問題ではないと思う。教育の根幹部分、結局、教育の
問題も根本は政府が教育に関与するという部分にあると私は思う。公
務員という教師。文部省の統制。こういった1つ1つが子どもを締め
付ける要因でだと思う。

公務員である教師は本当に最悪だ。能力もないし、安全思考で事なか
れ主義、体で子どもを守るなんてことも考えない、自分の身の安全を
第一に考える。そして年功序列で給料が上がり、終身雇用で休みも多
い、こんな待遇の中で、しかも、文部省から言われたことをしていた
らいいのだから、こんないい商売はないだろう。

でも、先生も歯がゆい思いをしていると思う。自分は子どもたちのこ
とを考え、こんなふうな教育をしてみたいと思っても、それを実践で
きない。全部文部省で決められたことを決められたとおりにしないと
いけないからだ。実はこれが元凶であり、この部分が特権階級の権力
の源泉となっている部分でもある。だからこれは変わりようがないと
いうわけで、文部省が今の日本のこうした教育をやめることはありえ
ない。

自分たちの特権を守るためにさらに締め付けを厳しくしていくだけだ
ろう。そしてそのとばっちりを受けるのが先生であり、そして最終的
には生徒がそのとばっちりを全部受けるのである。

■教育で身分を生産する歪な階級社会
http://www.yuzo.net/fc/ad/welcome/yosenabe/2004/5.html

結局、日本の教育によって身分を生産するような状態、文部省がこう
しろああしろという統制をかけるような状態を開放しないことには教
育も(政治としてもだが)教育としてもきちんとしたものにはならな
いだろう。

教育とは、信念である。信念のない者が教育を担当すると子どもたち
を育むことなんてできない。ならば、信念に基づいて先生が教育でき
る仕組みに日本の教育のあり方を変えないといけない。

教育というのは1にも2にも先生の信念と情熱なのだ。

だから、まず、先生や学校は自分たちに学校の理念、信念で学校の方
針を決める。私たちの学校は生徒を厳しく育てます。だから、もし生
徒が悪いことをすれば体罰を行うこともあります。そういった理念を
掲げる学校があってもいいし、反対に私たちは暴力に反対だから、そ
ういった方向ではなく、伸び伸び子どもたちを育てますという信念の
学校があってもいいし、

うちの学校はスポーツや課外活動を中心とした授業を行い、子供のう
ちにたくさんの自然に触れ、人間らしい行動をたくさん取り入れ、心
身ともに充実した人間を作りますという学校があってもいい。

すべてはそこの学校がどういった信念で教育するかが問題であり、そ
の信念を学校がきちんと掲げ、誰もが見えるようにもわかりやすく開
示し、その開示した情報に基づいて、親は自分の信念と子どもの教育
方針を鑑み、自分の子どもを通わせる学校を選ぶという方法で教育が
行われる体制にする。

親も自分で信念をもとに選択して決めた学校だ。だから、どういった
教育が行われるかも学校側と意思統一がされているし、学校の教育が
おかしなことをしたらすぐ分かって警告もできる。いい学校には自然
と生徒がたくさん集まり、悪いところは生徒が集まらないという原理
も働く。(ただ、そのためには大学が特権階級のパスポートという状
態をなくさないと結局はその階級競争の場に教育がなってしまう)

こんな風に、学校が自分のスタイルを掲げ、生徒が自分で行く学校を
選択するようにすれば、先生は自分の信念に基づき、情熱をたくさん
発揮して教育が行え、生徒も先生を尊敬できるという状態が作り出せ
る。学校と家庭の意思疎通も信頼関係も生まれる。先生を尊敬できな
いというのは子どもにとって何よりも悲惨な状況だ。だから先生が尊
敬される対象として位置されるような状況が何よりも求められる。

文部省がしゃしゃり出て、公務員などという枠で先生を選ぶ必要もな
い。各学校が自分の学校の方針に合わせて、それに合った先生を独自
に選抜すればよい。そうすれば、通り一遍等の公務員教師ではなく、
多様な人材を先生として採用することができるだろう。

私なんかは先生をしたい、情熱を持って子ども達に生きるということ
はどういうことなのか?そういった生きることのすばらしさを教えた
いと強く思うが、私は公務員でないから先生にはなれない。公務員に
なるには言われたことをいわれたとおりにする能力が問われる。私に
は残念ながら、教育の情熱はあっても言われたことを言われたとおり
にする力はない。それは私のポリシーに反する。

政治にしてもそう。私は政治家になりたいが、日本で政治家になると
皮肉なことに政治ができない。こんなことばかりだ、教育がしたいと
思う情熱に溢れた人もその職につけず、政治がしたいと思うものも政
治家になれない。これが1番の元凶だと思う。

先生が自分の情熱や自分のポリシーにのみ基づいて教育ができるので
あるなら、きっと子どもたちは他者を傷つけたりはしないだろう。な
ぜなら、子どもたちも自分のポリシーを持って生きていいんだと分か
り、他者のポリシーも同時に尊重することの大切さを学べるからであ
る。

人を傷つけるのは、自分の自尊心を守るためであり、他者を攻撃する
のは自分の自尊心を傷つけられるからである。このような自尊心のゼ
ロサムゲームのやり取りを産む教育から、他者の自尊心を尊重するこ
とが自分の自尊心を尊重することだというスタイルの、上に挙げたよ
うな形で教育が展開されることが何よりも重要なことなのだ。

学校のポリシー、先生のポリシー、友達のポリシー、そして自分のポ
リシー、どれもが大切にされる形で教育を形成しないと教育というの
はうまく役割を果たさないのである。

本当に教育も根本から見直さないといけない。特権階級の選抜しての
大学試験を頂点としたヒエラルキー型の教育体制を打破し、自由に先
生が自分たちのポリシーに基づいて教育ができるような体制に転換さ
せること、それ以外に教育の正しい道はない。

1、学校が自校のポリシーを決める
2、それを明確に掲げる
3、それを見て子が通う学校を親が選択する
4、学校は自校のポリシーに合う先生を採用する
5、先生は自分のポリシーに基づき教育を行う
6、子どもは先生を尊敬し、勉強する

これこそが教育だ。

日本の教育は教育ではない。

1、学校のポリシーは文部省が決める
2、方針は文部省が決め、掲げない
3、親は学校を選択できない
4、採用は文部省がする
5、先生は文部省の言うとおり教育を行う
6、子どもは先生を尊敬しない、いやなことをやらされる

こんなことをしていて、子どもが変にならないと思う人のほうがおか
しいだろう。こんなのなら、子どもが変調をきたして当たり前だ。ポ
リシーを大切にしようと思わないし、他人のそれも簡単に傷つけるだ
ろう。なぜなら、文部省がしているのはまさにそういう行為だから。
人の自尊心も考えもポリシーも認めず、自身の保身のために自分の都
合のいいようなことを無理やり押し付けているのだから。

教育もまた特権階級といういつものあの部分の問題と癒着している。
私たちは自分で自分の進むべき道を選択し、決めないといけない。そ
の権利を奪うものを決して許してはならない。その意思こそ、今日本
にとって何よりも求められていると私は思うのだ。

「株式と債券と現金」

日本人というのは、循環という概念が理解できない生き物だ。だから
流れでシステムを作るという事ができない。ただ目の前の事象に合わ
せて単発的に対処するばかり。さらに選択肢を狭めることの意味も理
解していない。グーとパーとチョキがあるから、勝負できるのであり、
もし、その中の1つでも使えないというなら、もはや勝つことは不可
能だ。こういうことが理解できないのだ。

どうしてこんな簡単な原則的なことを考える力がないのか?本当にそ
れは私にとって長年不思議だったことだが、日本社会の構造を理解で
きるようになり、その疑問はすぐに氷解した。一言で言えば、日本の
社会が何も考えない人間が得をする社会システムだからだ。この一言
に尽きる。

ま、日本の社会の不況も、日本社会が選択肢の2つを平気で捨てて、
たった1つで勝てると思い、本気でそれで勝負しているからだという
部分がたぶんにある。それをたまには考えてみるのもいいかもしれな
い。少なくともこの国が資本主義の社会であるというのなら。

資本主義の社会のお金の供給は、株式、債券、現金の3つによって成
り立っている。そして、社会は循環しており、この3者の関係はある
一定の循環の原則によって成り立っている。もし、景気が良くても悪
くてもみんな現金しか持たないというような社会では、構造的に資本
主義というシステムは成り立ち得ない。

こんな簡単な資本主義の構造循環なんてのは大学に行けば、誰でも学
べることだと思うが、このことを理解できている人に私は1人も会っ
たことがない。いやはやびっくりするくらい。

■資本主義の循環

・景気が悪くなり始める  債券の保有
・景気が良くなり始める  株式の保有
・好景気         現金の保有

これが資本主義社会における循環の鉄則だ。どこから始めようか、ま
ず、景気が悪くなるとどういうことが社会に起きるかというと金利が
下がり出す、これは皆さんこれまで経験してきたことだから、理解で
きるだろう。現金の貯金の利子がバブルから一貫して下がってきたの
は皆さん知っているとおりだ。

しかし、その時にどういったことが逆の側で起きているかというと現
金の金利が下がる一方で、債券の価値は逆に上がっている。債券は景
気が悪くなればなるほど価値を上げるのである。そのために発行され
るのが債券だ。銀行預金の金利が1下がれば、債券の価値は1上がる
こういった関係だ。だから、景気が悪くなり始めたら、持っている現
金を債券にシフトする。

これがまず1番の鉄則なのである。

2番目、今度は景気がよくなり始めたらどういったことが社会に起こ
るかということだ。それは景気がよく鳴り出したら、金利も上がるた
め、債券の価値は下がる。だから、債権を手放さないといけない。そ
して、それを株式に買える。景気が悪いときには、企業の株は下値で
買い叩かれた状態で市場に転がっている。この株式を買って、保有す
ることにより、景気が良くなる波と一緒に株式の価値を上げるのだ。
景気が良くなり始めた頃に株を買う、これが第2の鉄則だ。

そして、今度は景気が良くなり、好景気になれば、金利は最高潮だ。
そして、好景気になれば、充分に企業の価値は上がっているのでさっ
さと株式を売って、すべてを現金にして保有する。最高金利で定期預
金すれば、自分の資産運用の成績も満足行くようになるだろう。これ
が第3の鉄則。景気が良くなったら、現金を持つ。そして、景気が悪
くなり始めたら、第一の鉄則に戻る。以下循環。

基本的に、社会の基本的モデルはこの循環で成立する。もちろん、こ
れは教科書的なモデルだから、機械的にやればいいというわけではも
ちろんない。自分で考え今どういう状況を把握する力は必要だが、こ
うしたベーシックモデルを理解しているのとしていないのとではまっ
たく思考の幅は違ったものになってくるだろう。

こうやって考えれば、経済学というのは本当に私たちにとって結構有
益な学問だとつくづく思う。そして、ノーベル賞ではないが、日本で
ノーベル経済学賞を取った人が1人もいないという事実もまた日本の
社会の様子を如実に表しているように思えてならない。

■なぜバブルが起きたか?

この社会循環モデルで考えれば、なぜ日本にバブルが起きたのか、容
易に説明がつく。

■資本主義の循環

1、景気が悪くなり始める  債券の保有
2、景気が良くなり始める  株式の保有
3、好景気         現金の保有

これが社会循環の基本モデル。「景気がいい時は、現金を持つ」、こ
れが鉄則。それなのにバブルの頃日本がやったのは、景気がいい時に
株や土地を買いあさった。これではバブルになるのは猿でもわかるね。

じゃあ、今の日本は1、2、3、のどこにいるか、3の好景気ではな
いことは猿でも分かるね。じゃあ、現金を持つという選択肢は消える
ね。でもやっていることは何かというと皆銀行に預金だ。これだけ0
金利の今でもみんながみんな銀行預金だ。不景気で不安がいっぱいだ、
だから銀行預金が何より安全って、短絡的に考えればそうかもしれな
いが、この考えがもし正しいとすれば、経済学なんてものはまったく
必要のないものになる。

今の日本は2だ。1の景気が悪くなり始めたときではない。もう10
年異常も景気が悪いのだから。今の日本は2、景気がずっと悪い、ま
たは景気が良くなり始める、ここでやることは株式の保有。そう今は
株式を買い入れる時だというのが容易に分かる。

え?こんな不景気で株式を購入なんて絶対にできない。倒産ばかり起
きているじゃないか、危なっかしくてそんなこと絶対にできないよ。
ま、日本人のたいていがそう考えることだと思う。そして、待てよ。
今、債券を買えば、金利が1%でつく。しかも国債だから安全だ。銀
行金利よりもいい金利がつく商品なんて本当に夢のようだと国債が飛
ぶように売れている。

そして、そのお金をもとにして、政府はまた借金を繰り返し、特権階
級である公務員たちははうは、それにぶら下がる人も公共事業で潤う。
本当に腐った世の中だ。そして、その腐った仕組みをしたから力強く
支えているのは、短絡的で何も考えない、信念も何もない日本人たち
だ。

銀行も皆から集めた預金で国債を買っている。その額が100兆円を
突破したんだって。でも、これから景気が良くなったらどうするのだ
ろうか?景気が良くなれば、金利が上がる。金利が上がれば債券の価
値は下落する。

つまり、今度は株式のバブルではなく、債券の逆バブルが起きる。銀
行は馬鹿みたいに国債をしこたま溜め込んでいるし、国民は安全で金
利が1%ももらえると国債を買っている。いやいやそれでも現金が一
番と銀行に預金している人のお金も結局は、銀行がそのお金を使って
国債を買っているわけだから、債券の比率はどんどん高まる一方だ。

今は銀行の不良債権が株式や土地だが、景気が良くなると今度は債券
や国債が不良債権になる。もうそろそろこういった馬鹿みたいな短絡
的な行動をやめようよ。日本人がしていることを図にすると

■日本人の行動
              資本主義の原則  日本人の行動

1、景気が悪くなり始める   債券の保有    現金の保有
2、景気が良くなり始める   株式の保有    債券の保有
3、好景気          現金の保有    株式の保有

まったく正反対の行動に出ている。これじゃあ、うまくいかないのは
猿でも分かるね。常に価値の下がるものをいつもいつもいつも自ら進
んで手にしているわけだから。景気が悪くなり始めたら、現金の価値
は下がるんだよ、ではどうして現金を手にするのか?景気がよくなり
出したら、債券の価値は下がるんだよ、でもその時に債券を買う。

好景気になったら、株式は最高に値が張るんだよ。でもなんでそんな
時に株を買うのか。損するに決まっている。本当に猿でも分かりそう
なことが理解できない。短絡的な思考しかない。景気が悪くなった不
安、だから銀行預金1番、銀行金利0%なのに債券は1%、夢のよう
株が毎日上昇している、なら株かわなくっちゃ。

もう本当に理念も信念もないね。自然の原理にことごとく反している。
しかし、さらにわからないのは経済学をここまでとことんまで否定し
ているにも関わらず、大学で経済学を学ぶ学生がたくさんいるという
ことだ。本当に世界の国からみれば、日本という国はまか不思議な国
だ。ただ、日本人の行動原則はいたって簡単。

大学に行くのは、鑑札を手に入れるため。そこで何を学ぼうがそれは
どっちでもいいんだから。

ま、とにかく景気が良くなって、債券の暴落が起きないことを私は強
く願う。(そんことはありえないのだが。)もうそろそろまともな国
に自分たちでこの国を形作っていこうよ、それが私の唯一の提言です。
何も奇抜なことも突発的なことも必要ない、ただきちんとした原理原
則に基づいて社会を構築すること、これだけでいいのだから。

でも、ここまで書いてきて1つわかったような気がする。日本の社会
にリスク負担の担い手がいない分を、手っ取り早く勤勉な労働者達に
上記のように、景気が悪くなったら現金を保有してもらって、景気が
よくなりだしたら債券を持ってもらって、好景気に株を買ってもらう
ことで、リスクヘッジしているのが日本という国なのかもしれない。

こうすることで、国民はいつも損する訳だが、それによって誰も担わ
ないリスクのヘッジの役割を果たし、ま、支配者層の人は厄介なもの
を全部国民に負担させ、自分たちの懐は痛まず、ウハウハで社会を運
営しているのがこの国なのかもしれない。経済学的に見ても政治的に
見ても、この国は本当に研究に値するかもしれない。

ま、そんな馬鹿みたいな負担がいやなら、せめてこの表だけでも覚え
て帰ってもらいたい。もちろん、どうしてそうなるのかという部分こ
そしっかり考えてね。

※覚えておこう!

1、景気が悪くなり始める   債券値上がり   現金値下がり
2、景気が良くなり始める   株式値上がり   債券値下がり
3、好景気になり始める    現金値上がり   株式値下がり


「雇用とは我々が企業に提供する商品である」

■労働者の権利を守れば逆に首が絞まる

労働者の権利を手厚く保護する。私はこれに反対します。実は労働者
の権利を手厚く保護すればするほど、実は労働者たちは自分たちの首
を絞める結果になるのです。

このことが理解できないことが何よりも日本の不幸です。

これは社会が労働者単体で存在しているわけではなく、他者との交わ
りの中で循環して存在しているからに他なりません。そうです、循環
と矛盾です。小説のテーマでもあるこの「循環思想と矛盾の意味」を
理解すること、それがこれからの21世紀、とても重要になってくる
のです。

※循環と矛盾「1つで正比例という発展途上国の悲しい宿命」
http://www.yuzo.net/fc/ad/welcome/yosenabe/2004/4.html

発展途上の国は、すべての制度を正比例で構築すればうまく機能しま
す。矛盾も循環の思想も必要ありません。労働者の働く環境を良くし
ようと思えば、ただ労働者の権利を手厚く保護するといういたって単
純明快な回答ですべてうまくいくのです。これが発展途上国という社
会の特徴です。

しかし、発展した国、成熟した国においては正比例の仕組みだけでは
機能しなくなります。それは社会の成長性が発展途上国の時のように
はなくなってしまうからです。必然的に社会は急成長ではなく、循環
で動くようになります。人が生きてから死ぬまでと同じように、社会
もこれと同じ循環で機能する、これがよりクローズアップされるので
す。

労働者の権利を保護すれば労働者が得するという状態から労働者の権
利を保護すれば労働者が損するという矛盾した状態に社会は突入して
いくのです。ただし、この矛盾した状態は実は矛盾しているがとても
正常に社会が機能していることを私たちに知らしめてくれるものです。

このことをまず何よりも初めに知らないといけません。そうすると労
働者の権利を保護するということが現在社会の中においてどういった
意味合いを帯びてくるのかというのが自ずと見えてくると思います。

そうです、私たちの社会は資本主義という仕組みで動いています。で
すから、当然、そこにあるのはいつも需要と供給という関係です。買
い手と売り手、そしてどちらのほうが有利か不利か、そういった状態
でものごとが動いているのです。

雇用というものを考えてみると、これは私たちが企業に提供している
商品エス。私たちは企業に我々の労働力という商品を売っていると考
えてください。そうすれば、ものごとは簡単に見えてきます。あなた
もこの労働力という商品を買うなら、どんな風に考えるかという視点
で、この話を見てみてください。

■ 使用をやめることができない商品

皆さんは1度その商品を買ったら、途中で使用を自由に辞めることが
できず、1度買ったら最後まで使用料を払い続けないといけない商品
があったらどうしますか?そんなもの買わないでしょ。怖くてとても
買うことなんてできませんね。

だって、1度買ったら最後までやめられないのですから。インターネ
ットの回線の申し込みをした。しかし、1度申込みをしたら一生使用
し続けなくてはならず、死ぬまで使用料を払えといわれれば、そんな
企業の商品はもう決して使わないでしょう。

この商品を買ったら、絶対に解約してはいけません。最後まで持ち続
け、商品使用料を払ってください。ただし、それがいやだという場合、
多額の違約金を支払ってこの売買契約を解除できます。なんていうこ
んな商品はありえないわけです。

これと雇用も同じことです。

しかし、なぜか雇用においてはこうした当たり前のことが理解できな
いのです。労働者を雇ったら、最後まで解雇してはいけません。もし
解雇する場合は多額の違約金を払えといわれれば、なかなか人を雇う
ことはできません。企業は怖くて人を雇いたくても雇えません。1度
雇えば、一生面倒を見ないといけない。その額は金額にして3億。こ
れは失敗が決して許されない額です。

こんな状態なら、何か人を雇ってやりたくても、なかなか人を雇えな
いのは理解できることでしょう。上の商品なら、絶対買わないといっ
ているにも関わらず、私たちは雇用になると下のようにむちゃくちゃ
な商品を企業に押し付けているのです。

■いらないものを押し付けられる

もし、あなたがラーメンだけを食べたいのに、もし、ラーメンを買い
たいなら、それと一緒に必ず餃子とチャーハンとすぶたも一緒に買っ
てもらわないといけない。そうじゃないとラーメンが買えないなんて
店があれば、どう思うでしょうか?

こんな店、誰も使いませんね。小学生でも分かる道理です。欲しいの
はラーメンだけです。それ単体で売ってくれないと言うのなら、そん
な見せのラーメンは買わないでしょう。

しかし、なぜか、私たちは労働力という商品を企業に売る時には、こ
ういったとんでもないことを平気でしているのです。やれ人を雇った
ら何々保険料を払え、年金を払え、健康保険だと次から次に企業にも
ろもろの負担を強いるのです。1人雇うためのお金の倍近いお金がこ
ういった労働者を保護するという名目で企業が負担させられているの
です。

これは公正な目で見てもこの商品はちょっとひどいと思いませんか?
労働者を保護するという名目で私たちは企業にあこぎな商品を販売し
ているのです。私はとてもひどいと思います。

■1万円のテレビと10万円のテレビ

もし、お店に同じ性能の1万円のテレビと10万円のテレビが売って
いたら、私たちはどちらの商品を買うかといえば、1万円のテレビを
買うでしょう。もし、5台必要なら、ま、5台買ってもいいし、予備
で1、2台確保しておくのもいいから、全部で7台ちょうだい!なん
てことも言えるわけです。

でも、もし、10万円のテレビしかなければ、どうでしょうか?10
万円は高いなあ。やっぱりちょっと高いから買うのは我慢しようとい
うことになります。5台必要だけれども、とても5台も買えない。我
慢するしかないとなるわけです。

これは雇用もまったく同じことです。人が簡単に雇えるのなら、欲し
い数よりもたくさん雇おうとなるでしょう。しかし、もし、人が簡単
に雇えないなら、5人欲しいけど、うちにはとても無理だ。しょうが
ない、あきらめるかとなるのは自然な成り行きです。

労働者の権利を守らないといけないと給料の最低を設定したり、他に
も労働者の権利をつくり、保護することで、雇用という商品の値段は
どんどんつりあがっているのです。雇用だけなら、1万円で買えるに
給料水準やその他の労働者の権利も値段に含まれ、10万円もする商
品になってしまっているのです。

■買い手と売り手

こういったことを考えれば、今企業は人を雇えません。こんなあこぎ
な商品を買うのだから、慎重に慎重を期して細心の注意を払い、最上
級の人材しか雇えないのです。これは買う側からしたら当然ですね。
変な商品をつかまされたら地獄が待っているのですから。

こうして、私たちは労働者を保護するという名目で自分たちが提供す
る商品の価値を貶め、圧倒的な買い手市場の雇用環境を作り出してい
るのです。

ただ、だからここでわたしたちがその事実に気付き、魅力的な雇用と
いう商品にしようとすればこうした状況は一変するでしょう。そう、
今いろいろな企業がお客さんに商品を買ってもらうためにやっている
さまざまな工夫を私たちも取り入れればいいのです。

まず、返品保証。いらない商品なら買った後でもキャンセルできます
よという制度です。これを雇用にも取り入れ、雇用しても3ヶ月なら
条件なしに解雇できますとするのです。また、解雇する時もなんら条
件をつけず、いつでも気軽に自由に解雇できますよとするのです。

単体で商品が買えます。付属でついてくるものは何もありません。雇
用という費用のみで労働者が雇えますよという風にするのです。そう
すれば、もう企業は目の色を変えて、労働者を雇うでしょう。今まで
10万円もした商品が1万円で買える。しかもいらないと返品できる
し、解約もいつでも好きな時に何の負担もなく、自由にできる。

俺たちはこんな魅力的な商品を待っていたんだ!ということになり、
失業者なんてのはこの世からいなくなるでしょう。完全な売り手市場
です。企業は先を競って人を雇うのですから。飛ぶように売れるのは
猿でもわかります。

・今の雇用環境     ・魅力的な雇用環境

1人10万円       1人1万円
解雇できない       自由に解雇できる
さまざまな費用の負担   雇う費用のみ

完全な買い手市場     圧倒的な売り手市場
売り手<買い手      売り手>買い手


■企業も労働者もパートナー

私たちは企業も労働者も敵ではなく、パートナーです。信頼すべきパ
ートナーです。ならば、当然労働者も魅力的な商品をいつも企業に提
供しないといけません。へんなものを買わせたりしてはいけないので
す。それは結局回りまわって労働者の首を占めることになります。そ
れが循環というサイクルなのです。

政府がしゃしゃり出てきて、何かわざわざ規制をかける必要なんてさ
らさらないのです。そんなことは百害あって一利なし。企業はいつで
も好きなだけの労働者を好きなだけ雇えるようになれば、しかも安く
雇えるようになれば、たくさんの人を雇うでしょう。やりたいことは
たくさんあります。

それを新しい雇用パートナーと一緒になってやるでしょう。そして、
こういった社会になれば、企業は人を簡単に雇えるし、解雇できるよ
うになれば、人を粗末に扱うかというとそうではありません。社会は
完全に売り手市場です。

商品を買いたい企業がたくさんいて、商品である労働力は不足してい
るのですから、必然的に企業は労働者の意思を最大限尊重するでしょ
う。そうしないと他の企業に人材を持っていかれてしまいますからね。

需要>供給
売り手>買い手

この図を常に意識しないといけない。
今の日本の雇用環境は、

需要<供給
売り手<買い手

だから、少ないパイを競い合って、変な競争が起きるし、また働く場
を確保するために平気で労働者はおかしなことに目をつぶり働くとい
うような状態を生み出す。

これが資本主義社会のメカニズム、私たちは自分たちで魅力的な雇用
という商品を作り、それを企業に売り出していくという戦略を通して、
雇用先を自分たちの手で創造していかないといけない。そしてそれを
可能にするのは、労働者の権利を保護したり、変な規制で労働者を守
ることではない。

ただ、何もない、自由に雇って自由に解雇できるという、何もない普
通の状態をつくればいいだけ。それが21世紀に最も必要なことなの
であり、ジャングル型という社会の形態なのです。

■ジャングルが生き物にとって最適の環境
http://www.yuzo.net/fc/ad/welcome/yosenabe/2004/8.html

労働者の権利を保護すれば、自分の首を締めることになる。この矛盾
という状態を理解できる知性を大切にしていってもらいたい。

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で読者様から出していただいたお金を、本を出版するためにどんな形
で使ったのか、また、何に使う予定であるのかを毎週報告します。

□先週の出費
・広告費        10,000円

□今週出費予定
・サーバーレンタル代金   620円
・ADSL回線使用料    1,053円


■先週の収支(2004/06/26〜2004/07/02)

                     集まったお金    8,410円
                     かかった費用合計  10,000円
                  収支       −1,590円


■2004/07/02までの累積収支      集まったお金   686,872円
                     かかった費用合計 547,595円
                  収支        139,277円

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